It is no use crying over spilt milk.

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コミケ欠席します

新型肺炎が色んな所で猛威を奮っている昨今ですが、皆様お元気でしょうか。
さて、わたしは状況を鑑みて、今回はコミケ参加を欠席いたします。
 
先日3月19日に公開された厚生労働省の報告書を読みましたでしょうか。
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000610566.pdf
厚生労働省がまとめたコロナウイルス対策の状況分析と提言です。
こちらは色々と重要なことが書かれているのですが、「3つの条件」が重要となります。
最も感染拡大のリスクを高める環境としての条件は、①換気の悪い密閉空間、②人が密集している、③近距離での会話や発声が行われる、という条件が同時に重なったところです。そしてコミケ会場はピッタリ当てはまる環境であると言えます。そしてさらに言えば、海外からの渡航者がコミケ会場に来ると思われる以上、さらにリスクは増加します。そのため、参加すること自体がかなり大きなリスクです。

また、個人的な意見ですが、5月の連休までにこの騒動が到底収まっているとは思えません。
その理由として考えられるのは、一つは来週以降のヨーロッパからの帰国者の増加、そして年度替わりに伴って新入生や新入会社員などの移動の増加が挙げられます。おそらくこれらのせいで少し増加はすると思います。そして全国で感染者が増加するとなるとコミケ会場で拾ってくるリスクは増加します。
ちなみに大学でもこのことを警戒し、4月の最初の講義をどうするか議論を行っております。大体は換気して広めの講義室を使ってみたいなことで予防しようとしておりますがw

以上のリスクに加えて、重要なことですが、万が一感染者がコミケ会場で出た場合、上記の報告書によると

感染が発生した場合の参加者への確実な連絡と行政機関による調査への協力
○人が集まる場に参加した者の中に感染者がでた場合には、その他の参加者に対して連
絡をとり、症状の確認、場合によっては保健所などの公的機関に連絡がとれる体制を
確保する。
○参加した個人は、保健所などの聞き取りに協力する、また濃厚接触者となった場合に
は、接触してから2週間を目安に自宅待機の要請が行われる可能性がある。

とあります。重要なことは2つ目。コミケ会場の中にいる以上濃厚接触者になる可能性はかなり大きいです。そしてなってしまった場合、連休後に二週間を目安に自宅待機しなければいけない可能性が出てきます。その場合、自身の仕事に大きな影響が出ることは否めません。さすがにそれは厳しい。

以上の理由により、残念ですが今回は欠席させていただこうと思います。もし楽しみにしてくれた方がいた場合は申し訳ありません。
次の新刊ですが、冬以降にもしご縁があれば、と考えております。