とりかへばや、男と女
- 作者: 河合隼雄
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1994/03
- メディア: 文庫
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (17件) を見る
まぁ、なんというかエロスのはなしが非常に面あ
白かったです。最初は「原初の力」として恐れられていたが、時代を経るとキューピッドに変化し、最終的には子供の玩具であるキューピー人形へ落ち着く。つまりこれは「性」を最初は操れなく恐るべき物として意識していたが、次第に自分たちの力で操れるようになってきたという意識の変化を表している。まぁ、理性の発達と言うか道徳の賜物と言うかなんというかそんな感じでしょうか。何を表してるにしろ、こういう理由付けができるのは面白いなぁ、と思ってみたり。